院長ブログ
2014年8月 8日 金曜日
犬歯がなかなか生えないとき
歯の生え変わりは下の前歯から順に進んでいくことが多いわけですが、犬歯という3番目の歯、俗に糸切り歯という歯ですが、それも上の犬歯がなかなか生えない場合があります。
こういう場合にわれわれが一番心配するのは、犬歯がまっすぐに伸びずに横のほう(前歯の方)に向かってはえてきていないかということです。
もしこういうことがおきると、一番前の歯や二番目の歯の根っこに犬歯があたってしまい、あたられた方の歯がだめになってしまうことがあります。
この診断にはパノラマレントゲンというものを撮るのが一番確実ですが、このレントゲンは原則的に16歳以上でないので保険適用にならないので、一般歯科では見逃してしまうことが多いのです。パノラマレントゲンは被爆量も小さいですが、得られる情報が多いので、若年者にも保険適用になると利点が多いと思うのですが、なかなか制度が変わりません。
ご家庭での確認としては、まず、乳歯の3番目の歯がなかなか抜けないというような場合は、次に生えてくる大人の歯の犬歯がへんな方向を向いている可能性がありますので、矯正医を受診するのがおすすめです。矯正医は、年齢や歯肉の状態、他の歯の生え変わりの状況から、しばらく観察するか、すぐにレントゲンをとるべきかを判断すると思います。
もし、残念なことにこのままでは前歯に悪い影響を生えてこない犬歯が及ぼす可能性が高い場合は、歯茎を切って犬歯に矯正装置をつけ、犬歯の生える方向を修正していくことになります。犬歯は根も長く、動かすのはけっして簡単ではないのですが、前歯がだめになることには代えられません。
こういう場合にわれわれが一番心配するのは、犬歯がまっすぐに伸びずに横のほう(前歯の方)に向かってはえてきていないかということです。
もしこういうことがおきると、一番前の歯や二番目の歯の根っこに犬歯があたってしまい、あたられた方の歯がだめになってしまうことがあります。
この診断にはパノラマレントゲンというものを撮るのが一番確実ですが、このレントゲンは原則的に16歳以上でないので保険適用にならないので、一般歯科では見逃してしまうことが多いのです。パノラマレントゲンは被爆量も小さいですが、得られる情報が多いので、若年者にも保険適用になると利点が多いと思うのですが、なかなか制度が変わりません。
ご家庭での確認としては、まず、乳歯の3番目の歯がなかなか抜けないというような場合は、次に生えてくる大人の歯の犬歯がへんな方向を向いている可能性がありますので、矯正医を受診するのがおすすめです。矯正医は、年齢や歯肉の状態、他の歯の生え変わりの状況から、しばらく観察するか、すぐにレントゲンをとるべきかを判断すると思います。
もし、残念なことにこのままでは前歯に悪い影響を生えてこない犬歯が及ぼす可能性が高い場合は、歯茎を切って犬歯に矯正装置をつけ、犬歯の生える方向を修正していくことになります。犬歯は根も長く、動かすのはけっして簡単ではないのですが、前歯がだめになることには代えられません。
投稿者 高橋矯正歯科医院